運動療法

運動療法

なぜ2型糖尿病に運動が良いのか?
運動するとエネルギーが消費されるので血糖値が下がります。さらに長期に続けると、内臓脂肪が減って筋肉が増えるためにインスリン抵抗性が改善し、糖尿病だけでなく高血圧や脂質異常症も改善します。

どんな運動が良いの?
糖尿病の運動療法では、きつい運動をする必要はありません。ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と、腹筋やスクワットなどの筋肉トレーニングを組み合わせて行うと効果的です。屋内でのストレッチやヨガもお勧めです。体の負担にならない程度の強度で、毎日ないし1日おきで継続できるものを考えましょう。時間が取れない方は週1回でも構いません。日常生活の中に組み込めるよう工夫しましょう。

運動療法を行う際の注意点
体調や気分がすぐれない時に無理に運動するのは好ましくありません。また、網膜症や腎症、心臓病などの合併症が進行している場合は運動が制限される場合があります。必ず医師と相談した上で適切な範囲内で運動しましょう。

運動を続けると、見た目にも若々しくなり、腰痛や肩こりの軽減、高齢の方にとっては転倒予防にもなります。当院では、トレーナーなどの専門職はおりませんが、楽しく続けられる運動を一緒に考えます。また、使用中の薬剤によっては低血糖が起こる事もありますので、これから運動を始めようと考えている方はご相談ください。