糖尿病の診断
糖尿病の診断のためには通常、血糖値とHbA1cの測定を組み合わせて行います。検診結果をご持参していただいても結構です。
HbA1c・・・1~2ヵ月の血糖値の変動を反映する検査
正常値6.2%以下、6.5%以上で糖尿病
空腹時血糖値・・・正常109mg/dl以下、126mg/dl以上で糖尿病
随時血糖値(空腹時以外の食事と関係のない時間に測定した血糖値)・・・200mg/dl以上で糖尿病
健康診断で空腹時血糖値は正常で、HbA1cがやや高いという場合には食後高血糖が隠れている可能性があります。このような場合、必要に応じて糖負荷検査を行って診断します。
また、口渇、多飲、多尿、体重減少などの典型的な糖尿病の症状や、眼底検査での網膜症の有無を参考に診断する場合もあります。
HbA1cと血糖値の測定は、診断だけでなく、血糖コントロールがうまく行っているかどうか評価するため1〜2ヶ月ごとに定期的に検査します。糖尿病の診療の上でもっとも重要な検査です。当院では大病院と同じ検査機器を導入し、わずか5分で正確な値がわかります。また眼底検査も可能です。